グラン・トリノ


昨日は丁度家を出る頃、逆転しちゃったから今日に延期。って事で【グラン・トリノ】を観に行って来た。私基本エンドロールは観ない派。でもこの映画は久々最後まで観てしまったね。では、早速。今回はあらすじ混じり感想でいこう。


朝鮮戦争の帰還兵ウォルトは妻を亡くし、犬と暮らしてる。彼は無愛想で頑固者でその上、差別主義者。きっと自分の考えと反する事は全て気に入らない。いやぁーメンドクサイじじい。そんな頑固者の隣人にモン族のタオ達家族が引っ越してくる。


タオの従兄弟にはギャングなやつがいる訳。ほっとけば良いのに、絡んでこようとする辺り、これまたメンドクサイ。で、頼んでもいないのにタオを仲間にしようとする。そのテストと称してウォルトが大切にしてる、72年式グラン・トリノを盗みに行かせる。


まぁ、それが案の定失敗。でも、この出会いが2人のこれからを変えていく。でも、最初の方はタオの姉スーとの関わりがメイン。ウォルトはスーと出会い、タオと過ごし少しずつ心を開くと言うか、打ち解けていく。それが何か時にはコミカルな感じで良い感じ。


で、確実に嫌ってたタオに仕事を紹介したりと、もぅホント良い関係を築いてた訳だよ。なのに、そこでバカども登場タオに嫌がらせ。ホントさ、もうほっときなさいよ。って感じ。で、それを知ってウォルト激怒。単独行動に走る。まぁ、目には目を的な。


まぁ、そんな事で終わるはずはなく、ウォルトの仕返しによって、もぅホント人としてどうかと思うわぁ…。ってくらいの最悪の事態発生。つうか、1回づつでお互い様な感じで終了にしなさいっての。やったらやり返すってやってたら、永遠に終わりなんてないじゃんか。


そして、多分一身上の都合(←後で意味不明って思う書き方だな…)も絡んで衝撃のラストへ。みたいな。そうだ、27歳の神父忘れてた。妻にウォルトの事を気にかけてあげてと、そして懺悔をさせてと言われたって事で、ウォルトを度々訪ねて来る。


でも、ウォルトと呼べば馴れ馴れしいと怒り、嫌い、迷惑って露骨に神父を拒絶。ホント、頑固おやじはメンドイ。それでも、神父は見捨てない。偉い。私には無理。もちろん、タオやスーもだけど、神父もいてこそ、ラストの行動に繋がるんじゃないかなっと。


ラストはあれだけど、それまでは笑いありな感じなんだよね。そんなんで感情移入なのか、エンディングは泣ける。余韻に浸れる。んで、クリント・イーストウッドは凄い。タオなビー・ヴァンは役柄なのか、弱そうだけど、実はな感じ大好き。まぁ、嵐の大野君的魅力だな。