ミスト


今日【ミスト】を観に行ってきた。てっきりこれ、サインとかのMナイト・シャマランの最新作かと思ってた。違ったみたい。でも観なくて良かったと思う。


これから書く事はこの映画が好きって人からしたらお前何もわかってないのに何言ってんの?って思うと思うんだ。原作も読んでないしさ。だから先に謝っておく。申し訳...。


私はさ、基本的にはアメリカ的ハッピー馬鹿な映画が大好きなんだ。だから私にはこの映画向いてなかった。ハッピーエンドで終われないならせめて曖昧で終わって欲しかった。後味悪過ぎ。だって久しぶりに腹がたって途中で帰りたくなったもん。ホント無理なの。


簡単な内容は嵐の翌日にスーパーに買い物に来た人達が謎の霧に囲まれてそこから出られなくなるの。なんで出れないかってと、霧の中に何か謎の生物が存在してて外に出たら襲われちゃうから。その封鎖的空間で人々が常軌を逸していく姿ってのを描いてんの。多分そんな感じの映画なの。


でさ、そのスーパーに私は神と話が出来るとか言ってる女がいるの。最初はみんな信じてなかったんだけど、みんな状況が状況だから彼女の言ってる事に洗脳されて従っちゃう訳よ。従っちゃうのは仕方ないと思うんだよ。だって極限状況で誰かにすがりたいんだもん。


それはわかる。でもさ、そのバカ女だけは許せない。結局神とかじゃなくって自分にとって都合の悪い人をいなくしたいだけなんだもん。そんなのおかしいよ。おかしいおかしい。自分が神だってんなら自分を犠牲にしてでもみんなを救えってんだよ。周りを焚き付けて他人を罰して結局は自分は死にたくないって事なんでしょ。あぁ〜思い出しただけで腹が立つ。


原作者のスティーブン・キングが『ラスト15分について口外した者、絞首刑に処す!』っと言ってるらしので口外しないけど…。まぁ確かに衝撃的だったよ。でもそりゃないんじゃないかな。でも1点だけ良い所。パパリンと息子が最高にかっこいい&かわゆい。子供たまんない。だからこそラストが私は嫌い。


後、これ観てて、なんでだか昔みんなで観た es [エス] って映画?を思い出した。結局人は追い込まれたら何でもするし、醜いって事なんだよね。あぁ〜最近の人間不信な気持ちが倍増しちまうわぁ。