イントゥ・ザ・ワイルド


イントゥ・ザ・ワイルド】を観に行ってきた。8月に都心で映画を観よう企画をしてた時に予告を見て凄く気になってたのが、この作品。内容は『全てを捨てアラスカへと放浪の旅に出た裕福な青年の心の軌跡を描いた人間ドラマ』だそうだ。


いやぁー良い作品だと思うわ。何か後からじわじわくる。主人公クリスは全てを捨てて旅にでる。全てを捨てた旅だから当然だろうけど、誰にも告げずにいなくなる。しかも若干頭脳派。でもそれって、何か勝手過ぎると思うな。


両親が許せない等 なぜ旅に出たかが物語が進むにつれてわかるんだけど、まぁさ、納得出来る所もあるけど、でもやっぱりそれは只の現実逃避だよ。そして何より妹が可哀想だ。っと最初は思った。でもまぁ、彼や旅を否定したいわけじゃない。


クリスが旅に出たからこそ、出会ったレイニーとジャン・老人ロン・トレイシーそして家族に変化のきっかけを作った訳で、逆にクリスだって、みんなやウェインと出会って、色々学んで答えに進んで行けた訳だからさ。だから、旅には意義があったと思う。


んで、突然ラストな話しだけど、結局あれは家に戻ろうとしたんだと思うな、私。そして、空腹過ぎての間違え。きっと凄く悔しかっただろうにね。でも、最後は死を受け入れてたね。凄いなぁ。


って結局旅をまっとう出来なかった訳だけど、最後に家族に感謝の気持ちと偽名→本名と『幸福が現実となるのは、人と分かち合った時』ってクリスはきっと、この旅で納得のいく答えに辿り着けたんじゃないかなと私は思ってる。でもやっぱ何かさぁ、残念だよ。


もう少し早く答えに辿り着けてれば、みんなが願ってた無事に戻るって事も出来てただろうし、みんなの期待っての?希望っての?を叶えられたかもしれないのに、残念だ。って思いながらラストで見た、リアル クリスの写真は凄く良い顔してた。


だから、やっぱ残念だけど、ホント旅に出て良かったんだなと思ったよ。そして最後に、クリスのエミール・ハーシュスピード・レーサーの陰は全然なく、今回のワイルドVerの方が素敵だし、最後の痩せてく所なんて凄かった。良い俳優だぁね。