BOY A


次。【BOY A】これもちゃちゃっと書きたいけど、そーいう訳にはいけない、熱く語っちゃうよ。久々に衝撃的だった。簡単に感想を述べると、重い。最高級に重い。とてつもなく重い。そして、難しい。久々にパンフレットを買ってしまった。


まぁ、取りあえずあらすじは、 重く暗い過去を背負う青年が、新たな人生を歩み始める話し。映画を観終わってパンフレットを読んでたら、映画をこれから観る方へって脚本家からの言葉があった。


「観客に彼が何をしたかを具体的に知る前に、まず彼という人間に出会ってもらう事でした。そして、彼との感情の旅をしてもらいながら、彼が過去に何をしたのかを少しずつ明らかにしていく、はたして過去を知る事で、それまで彼について感じてた事は変わるのか。それがこの映画にとってもっとも大切な点です。先入観を捨てて、主人公の青年をみて下さい。」


ってあった。何かこの作品こーいう撮り方を、観せ方をして大正解だと思う。すげーー考えた。この映画を観てるときは、良いじゃんって思った。ジャック良い奴じゃん。誰にでも、ミスはあるし、過ちをおかす事だってあるよって。みんな心が狭いなって本気で思った。


でも、実際自分がそーなら、同じ事を思えるのかな?私は他人なんだから、許すとか許さないとか言う立場じゃないのはわかってるつもりだけど、先入観を捨てられるのかな...。多分、無理だと思うな。全てを知ったら疎遠になるかもしれん。


だって、過去は過去だよ。罪は償ったって思う自分もいるけど、でも逆に犯罪者は何があっても犯罪者。凶悪犯罪は保釈なしで、犯した犯罪と同じ刑にすれば良いって思ってる自分もいる。


でも、先入観なしでジャックを観てて凄く考えたし、悩んだ。別に感動とか同情とかそんなんじゃないと思うし、何かよくわかんないんだけど、ラスト+エンドロールで泣けてきた。何で泣けてきたのか良くわかんないけど、涙でた。後味は最高に悪いけど、良い作品だ。


ジャックなアンドリュー・ガーフィールドのハニカミとかな演技も最高だし、ピーター・ミュランも最高だと思う。ってかもう、しつこいけど、マジ最高傑作なのだよ。あぁぁーー何か言いたい事多分沢山あるんだけど、上手く言葉にできないや。もぅ無理。ギブアップ。


でも、やっぱ私はこの作品は多くの人が見て、考えるべきだと思う。【闇の子供たち】もそーだけど、世の中こーいう良い映画はもっともっと大々的にやるべきだと思う。ケッって思っても、考え改めるって思っても、どー思っても良いから、色んな人が観て、パンフレット買って、脚本家と監督のコメントを読んで、少しでも考えてみるべきだと思うな。

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