インビクタス/負けざる者たち


インビクタス/負けざる者たち】観て来た。あらすじは、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ。だけどアパルトヘイトによる人種差別とかが未だ残ってる。その現状を変える為、ラグビーW杯を通して国民を一致団結させていく話しって感じ。


いや、納得なあらすじが書けない。そんな簡単な話しじゃないのよ。私、予告を観て、観たくて観たくて、ネルソン・マンデラとかアパルトヘイトとか実はデクラークも凄いって事自習しておりました。自習時にも凄いなって思ったけど、動画で観るともっと偉大だなって思った。


それと、スプリングボクス主将のピナールも最高に凄い奴だなと思った。黒人メイドの分もチケット渡すとか、チームで黒人の子供達にラグビーを教えに行くとか、試合前の国歌斉唱は黒人が歌っていた国歌を歌おうって提案して「俺たちも変わらなくては。」とか。男だなぁ。


おぉぉぉ、凄く良かったんだけど、言葉にするのが難しい。私、勝手にとても泣ける映画なのかと思ってた。でも、違った。仲悪かった黒人と白人の警備が徐々に打ち解けて、みんなで庭でラグビーしちゃうとか。スタジアムの雰囲気とか、飛行機とか。


黒人の少年が警備のラジオが聞きたくて、徐々に車に近づいて、一緒に聞いて最後は警官と共に喜びを分かち合ったり、泣けるとかじゃなく、ほっこりって言うか和むと言うか、心が清くなる感じだな。結果知ってたけどハラハラしたし。でも、最後の延長シーン。


スローが迫力満点なんだけど、選手達の声が獣の鳴き声かと思ってしまったわ。それと145対17って。日本...。それと、掲げられたワールドカップを持つ手。素敵だなぁ。良い演出だと思うわ。それにしても、マンデラはホントに偉大だと思う。


27年間も刑務所に入れられてたのに「赦しが全ての第一歩だ」なんて恐れ入ります。私もこれからは色んな事を受入れようって努力しようと今は思う。にしても、日本の総理大臣も尊敬できる様な事やらんかねぇ。


そして、ミャットがやっぱ素敵過ぎた。インフォーマントでは、お肥えになり年相応な中年っぽかったけど、今回はマッチョ。やばい。素敵すぎる。モーガン・フリーマンもミャットもアカデミー賞受賞して良いと思うわぁ。審査員、是非宜しくお願い致します。