八日目の蝉


【八日目の蝉】を観た。あらすじは不倫相手の赤ちゃんを誘拐して4年逃げ続けた希和子と誘拐された恵理菜が大学生になっての話し。前に予告を観た時、よし本を読もうって思って、図書館で探したけど貸出中だった。なので結局読んでないで今日に至る。


どうせ普通でしょって思ってたんだけど、意外と良かった。いやぁ〜何なんだろうかね。例えば愛人が不倫相手の子供を誘拐した。ってニュースを見たとしよう。したら、何やってんだこの女は。ヒドいなぁって多分思と思うんだ。


しかし、感情移入って言うんですかね。希和子と薫(恵理菜)に永遠はないってのは知ってるんだけど、別れが近づくにつれて、このまま逃げ切れれば良いのにって思っちゃう。って言うね。ホントの母親より希和子の方が良いじゃんって思わせる展開。うまいと思うわ。


んで、恵理菜が実の両親の元に戻って母親にお星様の歌を歌って言うシーンがあるんだけど、恵理菜の知ってるお星様の歌と母親が思うお星様歌が違う訳よ。だから素直にその歌じゃないって言っちゃうのさ。したら、母親は荒れると言うか取り乱す。


空気読めよって思うけど、3歳?4歳の子にはムリだわなぁ。すごいこのシーン好き。ってか記憶に残った。我が子がやっと戻って来たのに、愛人の陰がずっと潜んでるって言うか、なんか上手く言えませんが、とっても複雑だなぁって思った。


んで、永作博美良いねぇ。熱演だよ熱演。それに40歳に見えません。リボンだったのにね。それとね、久々に見た小池栄子も実は凄い。ビックらした。して、劇団ひとりは私的にはゴッドタン色が強過ぎるので、違う人が良かった。そして、田中哲司ってばやっぱ良いよね。


でもさ、エンジェルさんの隣にいた変な言葉喋るってか歌う人はいらなくないか?家で観てたら声だして笑うと思うよ。ってまぁ、あれですよ。希和子と薫は本当に幸せそうだったから、複雑な気持ちになっちゃったけど、それでもやっぱり誘拐ってのは犯罪です。