マシンガン・プリーチャー


【マシンガン・プリーチャー】を観る。麻薬の密売人だったサムが妻の勧めで教会に行って、神を信じて更正して、そこで会った牧師きっかけで、アフリカでボランティアに参加してスーダンの内戦で酷い目にあってる子供達を見て孤児院を建てようって立ち上がる。って言うサム・チルダースの話し。


実話なんです。良かった。にしても惨い。神の抵抗軍ってのが夜に村を襲ってハチャメチャにする訳。子供脅して自分の親を殺させたり、そのまま拉致って強制的に少年兵にさせちゃったり。ってホントに意味がわからない。どうしてそんな事をしなきゃいけないのだろうか。


いつもこんな事態を知って自分に何か出来ないのかって思う。けど、実際はそう思いつつも行動にあまり移してない。本気でどうにかしたいって思ってるなら行動するはずなのに。だからさ、結局は自分は安全な所にいて良かった。って上から見てる感じと言うか何と言うか。


ダメだな自分。っていつも葛藤してネガティバーになっちゃう。兵士でもないし自分の国でもないのに、マシンガンもって極悪人だとしても相手を殺しちゃう訳だから、賛否両論はあると思うけど、でも凄いと思う。それを見守る家族も凄い。


で、最後に本物サムが「あなたの子供や兄弟が拉致されたら、何としてでも連れ戻して欲しいと願う筈。その手段を問いますか?」って問いかける。そんなの問わないに決まってる。って思うけど、悪だとしてもやっぱ相手にも親兄弟はいたりするんだし、暴力は暴力をうむし。


でも、やっぱ多分問えないわぁ。って矛盾。って何を書きたいかわからなくなってき。で、サムを演じたジェラルド・バトラー凄かった。素晴らしい。で、映画後ちょっと立川駅周辺を歩いた。金曜だから人が多い。世界裏側ではあんな事になってるのに、なんだかなぁ〜って思えたらずっしりきて凹んだ…。