予告犯


【予告犯】を観る。法では裁けぬ悪や罪をネット上で暴露し、その対象への制裁を予告しては実行すると言う、新聞紙の頭巾にTシャツ姿の男が登場する。世の中ざわざわしだして、彼らをシンブンシと呼び始める。警視庁サイバー犯罪対策課は犯人を捕まえる為、がんばる。みたいな感じ。


予告を観た時から、これは面白いでしょって期待が結構高かったのだけど、でも期待しすぎちゃうと普通に楽しめてたとしても、それ以下に思えちゃったりする訳で、それって損だから、期待しすぎないようにと自分に言い聞かせたけど、超えた。そんな事気にする必要なかった。


けど、目には目をと思うけど、やっぱりそれは違うよと思う所もあるし、やってしまえって思ったり、何度も書いてるけど、やられたらやり返す的な行為は永遠に続く訳で、何か違うよなと思ってみたり、なかったのだろうけど他に方法があるのではないかと思ったりしてしまう。


で、世の中そんな会社沢山あるのかもだけど、ゲイツの元勤務先がクズな社長にイエスマンな社員たちで今思い出しても腹立たしい。だけど社員たちは明日は我が身だから仕方ないのかな。ってそんな事ない。ダメだよダメ。


そして、フィリピン人の子と漫喫店員が似てるから、実は兄弟だからシンブンシを手助けしたんです。って話になるのかと思ったら全然違った。いやだけど、ターゲットにされた人々って現実世界でもありえそうな事件じゃん。で、シンブンシ的な人が出てきてもおかしくない気もするし。


作者の人は凄いなぁと思う。そしてそして、最初に書きたかったけど、最後に書く。映画最後の方でメタボが笑いながら話してるのに涙を流すと言うシーン。あれには相当グッときた。あの役者さんこの役者さんみんなよかったけど、何か荒川良々と言う役者は凄いって言うのを最後の最後に思い知らされ、私的には全てを持って行かれた感じがするのであります。はい。