闇の子供たち

夏休み2日目。今日は日記を3回書きます。きっと…

観たいなって思ったけど、渋谷でしかやってなくって、最高にめんどくさがり屋な私はまぁいっかって観ないつもりでいたんだけど、グリちゃんが観たらしく観た方が良い的な感じの事を昨日言ってて、観るなら混んでるからネット予約してった方が良いとの情報まで教えてくれた。


身近な人からこの映画の話しなんて聞く事ないと思ってたから正直ビックリした。だからきっとこれは観なさいって言う暗示なんだなって思って【闇の子供たち】観に行った。グリちゃんの言う通り平日なのに混んでたよ。良かった、Web予約知ってて。感謝。


内容はタイの幼児売春とか臓器移植とか人身売買な話し。江口洋介とか妻夫木聡とか宮崎あおい佐藤浩市だとか主役級の役者が多々でてるし、衝撃的だけど良い作品なのに単館なんて残念。にしても、重い…重すぎる。


私、こんな感じのドキュメンタリー的な、世界問題的な映画はまぁ、好きって言葉は合わない気がするけど、好きです。でも毎回思う。こういう他国の悲惨な現状を観て、観た人はどー思えばいいんだろうと。


そんなつもりで観たかった訳じゃないんだけど、自分は日本に生まれて裕福な暮らしをして、ちっぽけな事で悩んで、彼女や彼等に比べたら何て幸せ何だろうって思う為に、自己満の為に今、この映画を見てるんじゃないだろーかって映画見てる最中に思ってしまう。


それに所詮私には何も出来ないし、行動を起こす勇気なんてない。重すぎて、悲惨すぎて、ただ切なくて自分はなんてちっぽけなんだって思った。


映画の中で、タイ人の子供を助けたくて「世界は子供1人も救えないのか」ってセリフを移植をうける日本人の子供の親に言うシーンがある。例えばここでタイでの移植はやめるってなったとして、日本人の子が正規の移植を待ってたらきっと待ってる間にその子は死んでしまう。


助かるならなんとしても助けたいって思うのが親だと思うし、親じゃない他人からしたらタイ人を犠牲にするなんてって思うだろうし、なんだか複雑だよね...。だから残念だけど、世界は貧乏な子供1人を救う為に力なんて発揮してくれないと思う。


愛だの平和だの何だかんだと綺麗事を言っても所詮世の中金や権力で命は平等じゃない。ってこの映画をみて思いました。って語っちゃったら綺麗事を言ってるようだけど、どうか世界が平等になりますよぉーに。