リリィ、はちみつ色の秘密


リリィ、はちみつ色の秘密】を観に行って来た。久々の都心映画。あらすじ的なのは、舞台は1964年。母の死により心に深い悲しみを背負った14歳の少女リリィは、黒人家政婦のロザリンと共に母の足跡を探しに旅に出る。そんなある日、リリィはボートライト3姉妹の長女が経営する養蜂場の仕事を手伝いながら、母の愛を知っていく的な感じ。


まぁ、映画よりも何よりも、ダコタ・ファニングがかなり大人になっててビックリした。それと、はちみつのビンを壁に発狂して投げつけるんだけど、あぁもったいないなぁって思っちった。居候させてもらってるのに、そこの家の収入源を無駄にするなんて...。


これは感動作なのだよね。映画館の中はズルズルいってたりしたもんね。まっ確かにホロっとくるけど、でも何か違うんだな。何が違うんだろう。この物語はお父さんが最高に悪者な感じ。でも、実は違うと思うんだよ。そこがどーも納得がいかないのだね。


確かにリリィに対するお父さんは酷い。とこもある。いや、体罰的な感じは酷い。でも、母親はお前を捨てたんだと言ってしまう所とか、誕生日な時におめでとうと言って去って行く所は、素直になれないだけじゃないのかなっと。


そして、最後にリリィを探し出して連れ戻しにくる所なんて、どーでも良かったら探しになんて来ないんじゃないかね。そしてリリィに嘘をついた理由は「オレを見捨てたから」って...。結局お父さんもリリィと同じように心に傷をもっていたって訳じゃんね。


って事は、最後にお互いが傷ついてたってのが、わかったんだから、もっと歩み寄った感じで終わって欲しかったな。お父さんだけ寂しいままで可哀想だ。まぁ、その後はみんなの想像におまかせって事なのかな。


そして、これは実は母を捜してだけでなく、人種差別な話しが多々出て来る。酷いなぁ。いやみ勿論だけど、白人と一緒にいるだけで、拉致られちゃうなんて意味がわかんない。本人達が好きで一緒にいるんだから、ほっておけば良いのに。


ってこの頃の時代から考えるとオバマは凄いんだろうねぇ。そして、アリシア・キーズは綺麗だ。