チェイサー


【チェイサー】を観た。この映画、10か月に21人を殺害した疑いで逮捕され、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼 ユ・ヨンチョル の事件を元にした映画。どこまでが実話なんだろうかね?って疑問。まぁ監督によると約3分の2が事実らしい。ヤバいので熱く語ります。


デリヘルを経営する元刑事ジュンホ。ここ最近、店の女子が相次いで失踪。ジュンホは女子は売られてるんだと思っていた。犯人を捜すべく、女たちが残した携帯電話の番号から客のヨンミンが怪しいと辿り着く。で、今丁度7歳の娘がいるミジンが向かってるって事に気づく。



ミジンに家に着いたら住所をメールしろと言うジョンホ。ミジンはメールをしようと思ったが、県外。これは、危険と気づき外に出ようとするが、時既に遅し...。なかなか返事が来ない事を不信に思ったジョンホはミジンを探しに来る。


その間、別の殺人とかもあるんだけど、弱小略。で、偶然にもジョンホとヨンミンは出会う。追うジョンホ。逃げるヨンミン。捕まるヨンミン。殴る蹴るジョンホ。→警察へ連行。ジョンホは警官にヨンミンが女子を売ってるって言うけど、信用しない警官。


でも、そこでヨンミン「売ってないよ、殺した」的な事をボソっと告白。なんか、それがウケる。この映画、シリアスなのに所々クスってなるポイントがある。良いと思う好きだ。で、殺人!?ってみんなビックリ。派出所的な所から、本庁的な所の機動隊へ移送する事に。


移送後、取調室じゃなく普通の所で取り調べ。最初から取調室でやんないの?とか、女刑事と2人きりになったりするんだけど、襲われたらどうすんの?一応防犯カメラあるけど、逃げたらどうすんの?っと国によって違うんだなぁっと感心してしまった。


で、ジョンホは単独でミジンを探す。その際、ヨンミン姉夫婦の家に行くん。そうとは言わないけど、甥っ子は昔ヨンミンに襲われた風。もぅさ、身内とか子供とかに手をだすなんて、病気だよ。仕方なくないけど、どーにもならんよね。


で、最初は商売道具がいなくなったら困るって事で、ミジンを探してるジョンホだけど、途中からミジンの娘と共に行動する事になって、子供たちと絡んで徐々に商売道具から、母親を捜すって事に変化してくる。何か凄いな、キム・ユンソクっと思った。


で、韓国では逮捕状なしで逮捕したら、12時間以内に証拠を見つけないと釈放になるんだって。って事で証拠を探す。でも、見つからない。証拠はないし、ジョンホがヨンミンに暴行したからボコボコで、マスコミにバレたらまずい的な感じで、検事の一声でヨンミン釈放。



ホント馬鹿。バカ警察。ヨンミンは殺人の途中って事で家に戻るわな。危険!!!ミジン...。っと思いきやミジン紐ほどいて脱走。ってか絶対死んだと思った。人間ってなかなか死なないもんなんだなぁってまた感心。で、近くの店へ逃亡。仕方ないけどババぁの馬鹿。


そして、ラストへ。いやぁ〜良いわ。面白いって言葉は合わないけど、面白い。韓国映画って後味悪いからあまり好きじゃないけど、これはかなり良い。ホント殺人なんてしそうに見えない、ヨンミンなハ・ジョンウも凄いと思う。


そりゃ、レオ&ワーナーがリメイク権を獲得したくなるのも納得だわ。もう1度観たいし、アメリカ版も観たい。それにしても、ジョンホは若干、次課長河本に似てる。似てるつながりで、イ・ビョンホンはフルーツポンチ村上と原田泰造に似てる。