重力ピエロ


良く書く気がするけど、伊坂幸太郎が好きだ。【重力ピエロ】を観に行って来た。最近MOVIXが結構素敵な事に気がついて、都心まで行かなくても、こことTOHOで映画を制覇出来るようになった。でさ、MOVIXでは、始まる前にカバが歌う。あれ、そろそろ歌える気がする。


ってまぁ、あらすじは、連続放火事件と現場付近に残される、謎の落書き。謎解きに乗り出した2人の兄弟。その答えは、彼ら家族を巻き込みながら、次第に家族の過去へと繋がって行く。的感じ。


「春が2階から落ちてきた」で始まる。そこに流れる音楽。春な岡田将生や泉水な加瀬亮。このシーンであっ、きっとこれ好きと思えた。2人ともお気に入りリスト入りだけど、それに関係なく雰囲気が好感触。それとなんか、何となく全体を覚えてるから、所々泣けた。


父親は私の勝手イメージは、何故かガッチリ系だったんだけど、小日向文世で正解。母親は鈴木京香。この家族には色々とある。でも凄いホント良い家族。4人の雰囲気は最高だ。少年時代もなんか2人にそっくり。そして、夏子な吉高由里子。かわいいなぁ。


そしてこの作品は、ガンジーの言葉が度々でる。「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」だって。これ原作にあったっけ?ってかヤバい。ガンジーに興味が。ほらっ、全てが中途半端になっていく。数時間前には6月からのエジプト展に興味津々だったのに...。


それとさ「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」って何度か出て来るけど、伊坂幸太郎って凄いなぁ。それと「俺たちは最強の家族だ」って言葉も何か良いっす。原作とは設定とか少し違ったりだけど、ってか上から目線だけど、上手くまとまってて良かったです。


でも、やっぱこんな内容?って思ったから、原作をダァーっとみてみた。探偵黒澤出て来てるし、かかしの話しも。ウケる。多分、この原作を読んだ時はまだ、2作目とかで初心者で、他のとの繋がりに気づけなかった。今読み返したら、新たな発見で面白さ倍増かもしんない。