チョコレートドーナツ


【チョコレートドーナツ】を観た。舞台は1979年。同性愛者のカップルが育児放棄されたダウン症の子マルコを育てていきたいけど、差別や偏見でなかなかどうにもって感じの話し。実話を基にだそうで。


観たいなって思って、でも銀座でしかやってなくて、どうしようと思いつつ、超話題作になってるし、他の所でもやりそうだなっと期待していたら、案の定で、やっと観れた。鼻グズグズして結構泣いてる感じの人もいたけど、私的にはそんなでもなかった。が、凄くいい映画だなぁと思う。


だけど、マルコが1人歩いてる所とか、ルディが熱唱とか、終わりが衝撃的すぎて、困る。母親よりは断然良いと思うけど、2人の何がいけないのか。良いじゃないか。同性愛者でも。法は誰にでも平等と言われているけど、全然平等じゃないし、裁く人の価値観によって変わるって事なんだな。


良くないよそんなのと思う反面、正直、そういう結果が出てしまうってのも、わかる気もする訳で、難しいな。だけど、ダメだよ。映画の中でもあったけど、同性愛がどうとかじゃなくて、1人の子供の人生を決める為の裁判なんだし。


にしても、元同僚は何で、放っておいてくれないのか。もう同じ職場で働いてる訳でもないんだから、良いじゃんかねと思う。粘着質な感じが気持ち悪い。最低だな。で、マルコを演じたのはアイザック・レイバって子で、笑顔がとても可愛かったな。そして勿論、カップルの2人も良くて、もう1度書くけど、いい作品だったなと。