ハイネケン誘拐の代償


ハイネケン誘拐の代償】を観た。1983年。親友5人で世界的ビール製造会社「ハイネケン」の経営者で大富豪であるフレディ・ハイネケンと運転手を誘拐する。で、個人の誘拐としては史上最高金額の3500万ギルダーの身代金を要求して、5人の青年とハイネケンはどうなる的な。


3500万ギルダーは日本円で約23億円だそうで、5人で均等にしたら4億ちょい。くれるなら欲しいけど、4億円かぁ。当たり前だけど我々庶民には23億なんて用意出来ないし、一生かかっても見る事もないであろうと思いますが、やっぱり大富豪は違うねぇ。ってあたりまえだな。


これから若干ネタバレしますが、身代金は全て回収出来てないし、だからといって使われた形跡もないらしいのだよ。形跡って事は紙幣番号とか控えてあるって事だろうけど、23億の紙幣番号って、控えるの大変だなぁと思う。やっぱ連番なのかな。だとしても大変よね。


で、エンドロールで出所後、主犯と義兄弟の2人ともか片方かどっちか忘れちゃったけど、ゴットファーザーになったと。それはマフィアのボス的なの事だと思うのだけど、元々はお金に困って犯罪に手を染めてしまった青年だったのに、本格的にそっち系になってしまわれたのだね。


刑務所入った意味がなかったのではないかねとちと思う。そして、親友スパイクス。神経質で起伏の激しい性格でちょっと苦手だったな。で、知らないけど、上手く行けば逃げられたのでは?って思うのだけど、言い出しっぺなのだから、最後までしっかりしろよと言いたい。覚悟が足りんよ。


そんで、調べてもわかんないんだけど、犯人の中で1番刑期が長いのは誰かな。私の記憶だとカットなんだけど、もしそれが正しかったら判決おかしいよと思っちゃう。だから記憶間違いなのだろうと思いたい。にしてもこの事件、ハイネケン氏が一番のやり手って事だよね。やっぱ1代で成功させちゃうような人は、1枚も2枚も上手なのだねぇ。