湯を沸かすほどの熱い愛


【湯を沸かすほどの熱い愛】を観た。1年前夫が家を出て以来、銭湯・幸の湯は休業中。母娘2人で暮らしてるのだけど、ある日母親が末期ガンと診断される。彼女は夫を呼び戻し、娘の問題を解決したり、銭湯再開したりと生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする的な。


はい。良かった。悲しいはずだけど、あの終わり方だから、そうだねと何故か清々しい気分になった気がする。なるほどな。熱いですな。ネットとかで終わり方が的なのを見てて、途中からこれは最後銭湯が爆発して全員死ぬのかなと思ったけど、全然違った。当たり前か。


でもあれね。透明。想像したら気持ち悪いわ。で、前から知ってたら良いけど、衝撃の事実を突きつけられて、パニックなのに、置いてくって勝手だわ。それはどうだろうかって思ったけど、そこからの手話の話は結構好きかも。そして鮎子10歳にあんなこと言わせる母親は最悪だな。


だけど、鮎子の子演技上手いよね。あの後は別人のようだったもん。杉咲花さんもよかったです。そして、初めて釣瓶に似てると思った。駿河太郎。後は、オダギリジョーってダメ男似合うわ。だけどカッコイイ。宮沢りえもよかったけど、痩せてるせいか本当病人ぽかったなぁ。


まぁ、イジメの話しなんて、確かにそうだけど逃げても良いじゃんって思ったり、末期なのに元気だなとか色々思ったりもしたけど、ホント最後で全部持っていかれた気分。ジワジワくる。って言っても、思い出して泣けるとかじゃなくジワジワきて笑えるの。私は好きです。あの終わり方。