三度目の殺人

【三度目の殺人】を観る。勝つ事が大事な弁護士が、殺人の前科があり、クビになった工場の社長を殺した容疑で起訴され犯行も自供していてほぼ死刑が確定な事件の弁護を渋々引き受ける事になるのだけど、接見に行く度に証言がかわり翻弄されていく弁護士的な話。

いやぁ。３度目の殺人を知った時には的な感想をみかけるんだけど、３度目の殺人ってなんなのだろうかね。法廷には真実は関係ないって事なのかな。私には全然わからなかったし、２度目の殺人も含めてハッキリして欲しかったなと思う。

で、この映画を見た次の日に刑は執行済みだけど遺族が冤罪を訴えて再審請求してるってドキュメンタリーを見た訳ですが、判決から結構早くに刑が執行されてて、映画の中で判事も評価が大事で数をこなさないと的な事を言ってて、数こなさないとに含まれちゃったのかなと思ったり。

だけど、そんな身近で誘拐事件２つも起こるかねっても思う気もあるし、これは再鑑定をして両者スッキリすればいいじゃんって思うけど、それをやらない感じは映画でもあったけど、やっぱり裁判をやる人達は実績重視で真実とか関係ないのかなって思ったり、なかなか考えさせられたのでしょうな。世の中難しいわ。